*当サイトはアフィリエイト広告の利用や宣伝を含んでおります。

日帰レビュー No.4『鷲倉温泉高原旅館 – 福島県』2種類の温泉が楽しめる秘湯

2023年4月に伺いました。以前から気になっていた鷲倉温泉です。雪深い場所のため冬季は休業している温泉なのです。今回は事前の電話確認で営業再開しているとのことだったのでようやく訪れることができました。
福島市内から結構近いのになかなかの秘湯感がある御宿でした。ちなみに福島県では一番標高の高い温泉地らしく1230mもあるそうです。今回は宿泊ではなく日帰り入浴で伺いましたが、次はぜひ泊まりたいですねぇ。

鷲倉温泉高原旅館 – 福島県

福島市にある御宿です。土湯温泉郷の1つになるんですかね。
土湯温泉街からさらに山を車で登ったところにあります。山の上ではありますが、自家用車であれば福島市や二本松から結構簡単に行けたりします。個人的には奥岳の湯や高湯温泉よりも車の運転は楽でしたよ。
こちらの旅館は日本秘湯を守る会のお宿でもあります。秘湯というだけあってまわりには観光をする場所はなかったですねぇ。自然に囲まれまさしく温泉を楽しむための場所でした。喧騒がなくリラックスするには最高でしたよ。
付近には赤湯温泉、野地温泉、新野地温泉があるのでこちらにもそのうち行ってみます。

鷲倉温泉高原旅館 の場所とアクセス

外観:鷲倉温泉高原旅館

○営業時間
10:00~15:00
だったと思います… 心配な方は御宿にご確認を…
曖昧で申し訳ない…

○料金
大人         800円
宿名入りのフェイスタオル付きです。

○備え付け
・貴重品用のロッカーあり
・シャンプーリンス、トリートメントあり
・ドライヤーあり
・風呂場の入口に自動販売機3つあり

○各種アクセス情報
自家用車の場合
→東北自動車道 二本松インターから車で 35分程度
→東北自動車道 福島西インターから車で 35分程度
公共交通機関の場合
→東北本線 福島駅よりタクシーで 50分程度

私は13:30ごろ伺いまして、他のお客さんが結構おられました。やはり昼食後はそれなりに混むんですかねぇ。
駐車場は宿の目の前に20台くらい?停められます。帰るころにはチェックインのお客さんの車もあってか駐車場は結構埋まってました。
福島市内から向かう場合は土湯峠を登っていきます。道路は広いのですがそれなりにうねうねとした上り坂が続きます。運転が苦手な人は登坂車線をゆっくり運転したほうが良いですね。土湯峠の115号線から県道の30号線に入ると道路が若干狭くなります。しかしすれ違うのには十分な広さがあるので特に心配しなくても良いと思います。
とても行きやすい秘湯でしたねぇ。

風呂の入口前の自動販売機
貴重品ロッカー 使わなかったので値段がわからん…

鷲倉温泉高原旅館 の温泉

日帰り入浴で入れるお風呂は2種類あります。1つは岩根の湯という小さめの浴場で、泉質は酸性・含鉄ーアルミニウムー硫酸塩泉(低張性酸性高温泉)になります。もう1つが大浴場で、泉質は単純硫黄泉 硫化水素型(低張性弱酸性高温泉)となっています。
岩根の湯は建物を一度出て別の建物に向かいます。駐車場からも見える岩根の湯と書かれた建物ですね。一度外に出るのでスリッパを履き替えるのかと思ったのですが、スリッパのまま履けるスリッパがありました。変なスリッパもあるもんですね。なんか面白かったです。
脱衣所と浴槽ともにあまり広くはなかったです。また、シャワーや洗い場等もないのでしっかりかけ湯をして入りました。ph2.7と酸性が強めの温泉です。鉄も含んでるので浴槽は茶色っぽくなっておりました。お湯自体は透明です。
男湯は岩風呂、女湯は木枠の浴槽でした。どちらも広くはないので4人も入ればいっぱいかなといった感じ。
熱さはちょうど良く長々と入ってられました。心地よい温度なのですがとんでもなく体が温まります。さすが含鉄泉。
大浴場は内湯と露天風呂があり洗い場も複数あります。こちらのお湯は白濁しておりました。何回入っても濁り湯の温泉来たなぁ感は良いものです。こちらはph5.8の弱酸性。硫黄の匂いもしっかりしますよ。露天風呂はそれほど広くはないですが山々を望みながら入る露天風呂は素晴らしいものでした。内湯は広いのでのんびりゆったり入れます。
大浴場の脱衣所はほどよい広さでした。6人を超えると手狭に感じるくらいですかね。
山の温泉全般に言えることですが、そろそろ暖かくなってきて少しばかり露天風呂には虫が入っていました。都度網や桶ですくって入れば問題はないのですが気になる方は内湯メインが良いかもしれません。ここは酸性泉なので幾分ましかと思います。

岩根の湯の入口:味がありますねぇ
岩根の湯 女湯
岩根の湯 温泉分析書
大浴場 内湯 男湯
大浴場 露天 男湯
大浴場 脱衣所 男湯
大浴場 温泉分析書
大浴場 入口 休んでる方が多々おられました

まとめると

2種類の見た目も異なる泉質を楽しめる御宿です。どちらの泉質も特色があり2種類入れるお得感があります。冬は営業していないので入れる時期は限られるのがなかなか寂しいところ。場所的に仕方ないですね。オンシーズンであれば道も難しくなく簡単に秘湯感を楽しめる良い温泉でした。次は泊まってみたいなぁ。
土湯温泉郷の1つとして湯巡りなんていかがでしょうか。